第4段・①-1【そば打ちと日本料理の職人養成所】《捏ねる》作り方
『木鉢3年・延し3か月・包丁3日』
《捏ねる》作り方
蕎麦打ちは昔から
「木鉢3年・延ばし3ヶ月・包丁3日」
という口伝があります。
蕎麦打ちはおおまかに分けて3段階あり、
蕎麦粉を麺にすることを蕎麦打ちといいます。
1、「水回し」または「木鉢」
蕎麦粉に水を加えて団子状にする作業をいいます。
「水回し」または「木鉢」・・木鉢は木で出来た
大きなボウルで捏ねるので「木鉢」といいます。
蕎麦粉の一粒一粒に水を回す必要があるので、
「水回し」といい、団子状にします。
2「延ばし」
団子状になったのを、薄いシートのように
延ばすことを「延ばし」といいます。
3、「切り」または「包丁」
シート状の生地を畳、包丁で切り麺状にする
ことを「切り」または「包丁」といいます。
蕎麦打ちをやったことや、見たことのある人は、
麺棒や包丁のほうが難しく、一見単純に見える
木鉢の作業の方が簡単に見えるかもしれません。
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信州そば手打専科・実留アカデミー
そば打ちと日本料理の職人養成所
専任講師・丸山実留