第1段・⑥―1手作り蕎麦・うどんの薀蓄を語る、そば美学の伝道師!
【そば打ちと日本料理の職人養成所】
『蕎麦と江戸・寺が深い関係は』?
日本人は白米を食べるようになってから、
脚気に悩まされていたと言います。
白米を食べる階級のみに限られていた
お公家さん、将軍家と上層武士階級など時代
が下がり、江戸周辺で製粉・精米が盛んになり
人々は白米ばかり食べるようになりました。
(玄米で食べるよりも白米にした方がだんぜん
美味しいです)
白米食のみ食べて、ビタミンB欠乏症に
かかった江戸人は本能的にビタミンBを含む
食品「蕎麦」を求めたのでしょう。
『江戸わずらい』と脚気を呼ぶほどで
ありました。
ビタミンBを豆類から摂取していた大阪人は
蕎麦を必要とはしませんでした。
江戸の末期の人口は現代の1/10以下なのに
現代の五千数百軒に対して、三、七六三軒と
比率で約八倍あり、そのほかに「夜鷹そば」
の屋台も無数にあったそうです。
そのために何かと「蕎麦」が習慣として、
江戸の生活に文化として根付いていきました。
引っ越しの時は、向こう三軒、両隣に蕎麦を
もってのご挨拶、冠婚葬祭にも振る舞われ
毎月終わりには「晦日蕎麦」・・・・・現代に
おいても地方では蕎麦が出されます。
毎年年末になりますと、大晦日・『年越し蕎麦』
の伝統行事のようになっています。
- 伝統文化としての行事を大切に守って行き
たいです。
- 「蕎麦切り」技術の伝承を次世代に伝えて
行くことが、自分の使命です。
https://www.jittome-academy.jp/
https://www.maruyama-jittome.com/
信州そば手打専科・実留アカデミー
そば打ちと日本料理の職人養成所
専任講師・丸山実留