第1段・⑤―2手作り蕎麦・うどんの薀蓄を語る、そば美学の伝道師!
【そば打ちと日本料理の職人養成所】
『蕎麦の文化は江戸で、うどんは関西なのでしょうか』?
何故・蕎麦は東京で、うどんは関西で現在も
好まれているのでしょうか?
疑問を持っておりました。
歴史から見る食生活と気候風土の違いから
蕎麦・うどんの住み分けが生まれたとする
考え方を知ってなるほどと溜飲が落ちた気
がします。
地球の気候風土で、小麦粉を主な澱粉とする
地域と、米を主体とする地帯があると知り
ました。
小麦は半乾燥地帯・米は湿潤地帯です。
日本では関東は雨水、関西では灌漑用水池に
頼る地域であります。
四国では弘法大師によって溜池と共にうどん
の文化がもたらされ、半乾燥地帯での
先進地域で中国から製粉技術が伝わり、
粉食文化が取り入られたのでしょう。
当時の小麦粉製品は上流階級か僧侶たちの
嗜好品であったようです。
「蕎麦」は雑穀として蕎麦がきや蕎麦かい餅
の形で庶民の食べ物であったようです。
江戸に政権が移り、都市化すると「うどん」
の文化がもたらされました。
北関東は小麦の産地ですが、大麦が主体で
あり大人口を賄うものはできなかった。
代わりに近郊には、蕎麦が取れたので小麦の
増量材として混ぜ込みうどんのように加工
するようになり江戸の庶民に好まれるように
なりました。
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信州そば手打専科・実留アカデミー
そば打ちと日本料理の職人養成所
専任講師・丸山実留