第1段・④―1手作り蕎麦・うどんの薀蓄を語る、そば美学の伝道師!
【そば打ちと日本料理の職人養成所】
『田舎蕎麦とさらしな蕎麦(江戸)』の違いは、なんでしょうか?
『東京の蕎麦は、小麦粉が八割で蕎麦粉が
二割しか入っていないのだ、そうでなければ、
あんなに長く繋がる筈はないし、色だって
あんなに白いはずは無い』
蕎麦粉の製粉技術を江戸で開発された結果で
田舎ではこうした粉を挽くことができません
でした。
蕎麦を長く繋げることが難しい蕎麦は、
(江戸・東京)で見た蕎麦の色は田舎で
小麦粉を八割で蕎麦粉が二割しか、
入っていないと言う評価になってしまった
のでしょう!!
- 蕎麦の色を黒い、少なくとも茶色をして
いるという人は蕎麦の実を見たことのない人
でしょう。
蕎麦の黒い堅い皮をむけば薄緑の実がでて
きます、米もその表皮をむけば薄黄色の実が
でてきます。健康に良いからといって玄米食
として食べる人もありますが、大勢のひとは
口当たりの悪いものは好みませんので、
精米して白米にして食べます。
- 蕎麦も黒い殻を取り中の薄緑の実を挽くと
玄米食程度になります。
薄緑の皮の下には真っ白な蕎麦粉があります。
しかし蕎麦は米と違い表面は堅くても、芯は
もろくできていますので精米のように表面を
削り取るわけにはいきません。
どうしても薄皮の部分が混ざってしまします。
しかし、薄皮の部分は米ヌカと違い良い香り
と味が良くなります。
黒い殻まで入りますと繊維質ではありますが、
砂を噛むような口当たりになりこれが入ると
溶けずに粘りが無く切れる要因になります。
https://www.jittome-academy.jp/
https://www.maruyama-jittome.com/
信州そば手打専科・実留アカデミー
そば打ちと日本料理の職人養成所
専任講師・丸山実留