蕎麦美学のコンサルタント・(ご飯炊き)【その1-1】料理人への道
料理人への道、そして蕎麦打ち伝道師へ
(ご飯炊き)【その1-1】
私の中に遠い微かな記憶、既に両親は他界
しており昔の話を聞く事は出来ませんが、
当時の家の間取りなどが、脳裏に僅かに
残こっています、お勝手は土間で土壁でした。
釜戸は薪で、お勝手の外壁には薪が積まれて
いました、鉄釜の上には分厚い木の蓋が
載せられ、薪に火を付けるのも一仕事、
雨で湿っているとなかなか火が付かない、
細い枝木 又は杉の枯れ枝など用意して新聞紙
や古紙を用いて火を起こしました。
母が重い鉄釜に米を入れ研ぐ、寒い冬には
(あかぎれ)で痛そうにしていました、始めは
粗く洗い、水を少な目にして回しながら手を
入れてゆく、シャ・シャ・シャと心地良い
響きが伝わってきました。
現代は便利になりました、電子レンジで
「チン」直ぐに食べることができます。
今では無洗米もあり、炊飯をすることも
いらない時代になるのでしょうか!?
調理すらもいらない時代が来るのでしょうか!
・おふくろの味・家庭の味・地域の味
・和食の味・日本人の味・・・味覚の伝承
『三つ子の魂しい百までも』・幼き頃に覚えた
味は、生涯の財産になります。
生きる上での食育の大切さ、日本人の伝統を
継承しつつ新たな食文化を築いてほしいです。
調理技術の伝承が疎かになっている事を危惧
しているのは、自分だけでしょうか!!!
https://www.jittome-academy.jp/
https://www.maruyama-jittome.com/
信州そば手打専科・実留アカデミー
そば打ちと日本料理の職人養成所
専任講師・丸山実留