信州そば・・・手打ち二八そば「水回し」
信州そば・・・手打ち二八そば「水回し」
◇食材料
そば粉・・・・・・・400g
小麦粉(中力粉)・・・100g
水・・・・・・225~240g
(粉の45~48%)
打ち粉・・・・・・・適量
水回し
「一鉢・二延し・三包丁」と呼ばれたり
「包丁三日、延し三ヶ月、捏ね三年」と
言われたりもします。
捏ね鉢の粉を良く混ぜたら、中央に集め
真ん中にくぼみを作り、加水は三回に分け
手入れます。
一回目は2/3の水を入れ、両手の指を開き
螺旋を描くように上下・左右へと交互に
動かし、丁寧に粉を混ぜ合わせます。
「そば」は「うどん」のように、ねかせて
「熟成」をさせないので、均一に水回しが
必要になります。
混ぜ合わせるときは、手のひらでお椀を
つかむような感じで、指先だけで行います。
再び中央に集め2回目の加水、残りの
水量の2/3をいれます。
手のひらで粉の塊をほぐすような動作を
繰り返し、力を加えません。
そば粉が小さな粒になりましたら、
3回目の加水になります。
残りの1/3を入れ、粉の色が黒ずみ始め、
そばの香りが立って、そばを打って
いると実感します。
一部の粉を手に取り、握ってみます、
耳たぶ硬さになればOKです。
最後に微調整をしながら、まとめに
(くくり)に入っていきます。
(ポイント)
・加水率は粉の45~48%が目安
・加水は数回に分けて入れれば
失敗は、少ないです。
http://www.maruyama-jittome.com/
信州そば手打学校・実留アカデミー
そば打ちと日本料理の職人養成所
専門講師・丸山実留