家庭で簡単にできる、そばつゆの作り方<part2>
家庭で簡単にできる、そばつゆの作り方<part2>
醤油(1.8ℓ)と味醂(200㏄)を中火で加熱
煮立ったら砂糖(75g)を入れ、火を消す。
(本かえし)を10日程は寝かせる。
水(1.8ℓ)に昆布(30g)を入れ沸騰寸前に
取り出し、鰹節(75g)を入れ弱火で30分
煮て布で漉して、だしを取る。
「つけ汁」は、だし汁10に「本かえし」2の
割合で合わせる。
「かけ汁」は、だし汁9に「本かえし」1の
割合で合わせる。
だしの材料になる鰹節にも様々ある。
脂分の少ない春節、脂分の多い秋節、
形や大きさからくる・本節・男節・女節
・亀節、カビつけをしない荒節、
カビつけした枯節、カビつけを3回以上した
本枯れ節。
鰹節以外にも、鮪節・宗田節・鯖節・鰯節
など。
昆布にても、利尻昆布・日高昆布・羅臼昆布
・真昆布・長昆布・細目昆布など
天然昆布、養殖昆布もある。
だしの取り方は、その分量、時間の関係もあり、
千差万別である。
「かえし」も材料の割合、火にかける時間、
熟成期間などよって味に違いが生じる。
江戸時代から、そば店では独自の工夫がなされ、
各地域で、味の違いが生み出された。
そのようになった所に、面白さがあり、
奥深さがある。
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信州そば手打専科・実留アカデミー
そば打ちと日本料理の職人養成所
専任講師・丸山実留