第3段・①-4《甘汁・辛汁》・『蕎麦・うどん用語集』そば美学の伝道師
【そば打ちと日本料理の職人養成所】
《甘汁・辛汁》
甘汁とは・・・
蕎麦の「種物用」の汁を指します。
「つけ汁」の辛汁と対比されて呼ばれます。
甘汁を「かけ汁」「種汁」と区別することもあります。
一般的(東京)な蕎麦屋さんでは、辛汁を二番だし
で2~3倍にのばして作ることが多いです。
「甘汁用のかえし」を作り、甘汁用の出汁を
作り辛汁と分けて作る方が、良いと思います。
辛汁とは・・・
「もり」用の「つけ汁」を指します。
「かけ」や「種物」用の「甘汁」と対比する
用語で主に東京で使われていると云います。
枯節を使い、30分以上煮詰めて濃い出汁を作り、
濃口醤油・砂糖・味醂をあわせた「かえし」を
入れて調整したものを辛汁と云います。
蕎麦店の特長を出すための『手腕の奮い』
どころであります。
https://www.jittome-academy.jp/
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信州そば手打専科・実留アカデミー
そば打ちと日本料理の職人養成所
専任講師・丸山実留