第2段・①―7『・かえし・には、醤油の保存方法』そば美学の伝道師
【そば打ちと日本料理の職人養成所】
『・かえし・には、醤油の保存方法』
「かえし」には、醤油の保存方法という意味
がありました。
醤油は酸化すると、色が黒くなり・臭いも
でるようになります。
醤油に砂糖、味醂を加えると酸化を防ぎ
やすくなります。
「かえし」は簡単に作ることができます。
【家庭ならば】、
- 『本がえし』:濃口醤油1ℓ、砂糖200g~300g、
味醂200ml、砂糖を良く溶かしながら加熱し、
表面が85度になれば出来上がりです。
冷蔵庫で一週間ほど、寝かせる(経過)させる
と味がまろやかになります。
- 『生がえし』:味醂200mlの中に、
砂糖200g~300gを煮切りして加え、飴状に
なったものを醤油に入れ良く溶かす方法です。
醤油は加熱しませんから、「生」なのです。
- 先に砂糖を溶かし込みすると、後から入れる
よりも砂糖の味の利き具合が良いのです。
≪サシスセソ(砂糖、塩、酢、醤油、味噌)≫
調味料の入れる順番です、無駄にならずに味を
引き出す秘訣になっております。
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信州そば手打専科・実留アカデミー
そば打ちと日本料理の職人養成所
専任講師・丸山実留