第3部 ⑨・開店前にしなければならない重要なこと・メニューの決定

第3部

蕎麦屋さんの必要条件とは何か!!

【メニューの決定】

開店前にしなければならない重要なことは、

メニューの決定です。

 

お店の顔とでも言えるお品書きの設定です。

 

定番メニュー、セットメニュー

(・・・御膳そば)、コース料理、酒類、酒の

肴などの種類や品数・・・値付けを

どうするか??

 

基本となるのは、「せいろ」いわゆる「もり」

・「ざる」の値付けをどうするか?

 

これは『立地条件』によって大きく変わって

くると思います。

 

出店しようとする周辺に競合店の蕎麦店が

ある場合・・・

 

事前リサーチをして調査の結果、

例として≪800円≫ならば・≪850~900円≫

に設定、≪50~100円≫高く値付けをする事

です。

 

低い値段設定は絶対にしないこと、

お客様に少しでも安く提供すると自信のない

ことを悟られてしまうからです。

 

手打蕎麦店は、品質・サービスの高さを

売るのが基本です。

 

量や価格の安さを売りにしては、

絶対にダメになります。

 

既存店に勝つには「価格を安くした方が良い

のではないか??」と考えがちですが、

手打蕎麦店では、確実に負けを呼んで

しまいます。

 

それは既存店の方が圧倒的にたくさんの固定客

をつかんでいるからです。

 

固定客の中にも何か不満や物足りなさを感じ

ている方もいるハズです。

 

そのお客様を振り向かせる・・新規開業店の

勝機を見出すのです。

 

最初から安さを選ぶお客様を狙っているよう

では、初めは良くても、いずれより安い店に

流れてしまう。

 

安さで選ぶなら、チェーン店・定食屋など、

軒並みあるでしょう

 

手打蕎麦店に通う人は、価格(財布の中身)

より、蕎麦に満足できるか!!

 

新規開店『後発店』は価格、値付けを他店より

高めに設定をする。

 

蕎麦屋さんの必要条件とは何か!!

ここがポイントです。

 

高過ぎも問題がありますが、価格に関しては

後発店だからこそ少し高いなと思われても、

それに見あう質の高さを全体で作り上げて

行けば、お客様は来てくださいます。

 

満足をすれば、≪また来るよ、美味しかった≫

と笑顔で店をでます。

 

お客様から ≪美味しかった≫ この一言を

頂くために頑張ってやってきてよかった!!

を感じることが出来ると思います。

 

これを継続していると、真の『こだわり』

を生み出す【カギ】となるでしょう。

https://www.jittome-academy.jp/

https://www.maruyama-jittome.com/

信州そば手打専科・実留アカデミー

そば打ちと日本料理の職人養成所

専任講師・丸山実留

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